
作品紹介
それぞれに警察を離れていたルイジアナ州警察殺人課の元刑事、ラスト・コールとマーティ・ハートは2012年、ハリケーン・リタの被害によって書類が失われたとの理由で、過去の捜査に関する聞き取りに呼び出される。
二人は1995年にドーラ・ラングという女性の猟奇殺人事件を解決して有名となった後、2002年に仲違いをしてからの10年間、互いに音信不通だったという。
個別の聞き取りのなかで、ラストとマーティは過去の捜査や刑事としての生き方を振り返るが、経緯が明らかになるにつれ、ドーラ殺人事件はまだ解決していないのではないかという疑惑が浮かび上がっていく。
監督 | キャリー・ジョージ・フクナガ |
脚本 | ニック・ピゾラット |
制作 | HBO |
出演 | マシュー・マコノヒー/ウディ・ハレルソン/ミシェル・モナハン/マイケル・ポッツ |
感想
子どもを失い心に傷を負いながら捜査にあたるラスト・コールを
マシュー・マコノヒー。
アカデミー主演男優賞をとった「ダラス・バイヤーズ・クラブ」でHIV患者の役のため、実際に激ヤセした余韻が残っている感じで、このときも、まだ細身のマシュー。
それがまたかっこいい。
ウディ・ハレルソンはラストの相棒で、人をあまり寄せ付けないようなラストをなんだかんだ言いながらも助けたりするマーティン・ハートを演じています。
このシリーズは現在は4シーズン続いていて、どれも8話完結の見応えのあるドラマなのですが、やはりいちばん秀逸なのはこのシーズン1でしょう。
複雑な物語と本格的猟奇殺人
物語は複雑で、二度、三度みて、やっとこ腑に落ちるという感じだし、本格的猟奇殺人で、しかも残忍極まりない。
けれど、そこにたどり着くまでには、結構な時間がかかるので、余計に気になって先を観たくなる。
そしてその残虐的な事件こそが、より観るものを引き込んでいく。
なぜ、そんな事件が起こったのか、犯人は誰なのか。
そこを解き明かしていくまでのラストとマーティンの心の葛藤や問題点にも焦点が当てられていて、それがドラマをより深いものにしている気がします。
ラスト・コールのセリフは哲学的で、なんだか小難しいのではありますが、子どもを守れなかった罪悪感に苦しみ、半分自暴自棄的な部分もあり、すごくやつれてしまった現在のラストを演じるマシューは、やはりさすがです。
マーティンは、自分の妻をラストに寝取られてしまって、二人の関係は壊れるのですが、それでも時を経てまた一緒に捜査にあたっていく。
ウディ・ハレルソンの演技もまた、さすがです。
最後に、ラストは犯人にメッタメタにやられてしまうのですが、(きっとワタシなら死んでると思う)なんとか助かり、マーティンはラストを抱え、二人で病院を出ていきながらドラマは終わります。
シリーズはこのあとも続いていて、各シリーズ事に話も出演者も違います。
各シリーズに有名俳優が出演しているし、話もつまらなくはないのですが、このシーズン1を超えるものはできてないと感じています。
印象的な主題歌
オープンニングの主題歌も、ドラマの雰囲気と合っていてよかった。
ドラマ自体は、全体を通して暗さはあるものの、最後は二人の友情にちょっとほの明るい感があって、またこの二人のドラマ観たい、と思わせられました。